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提案・見積・体制構築・要件定義の覚書き
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- Kikusan
- 提案
- 実際の流れ
- 提案資料
- 提案趣旨
- あるといい別紙補足資料
- 体制構築
- 見積
- (ここでの見積もりからのちのちWBSに落とす)
- 要件定義
- 要求分析手法①: CATWOE
- 要求分析手法②: 非機能要求グレード
- 要件定義のやり方
提案
実際の流れ
提案資料
RFPに対して求められていることを回答する。
提案趣旨
- 背景・目的・期待する効果: 具体的なソリューションの提案により実現する価値の説明を行う。
- システムの概要: 前提条件・スコープを理解していることを示す。
- マスタスケジュール: いつまでに何を行うのか、すでに何を準備しているのかを説明する。リスク管理も含めて。
あるといい別紙補足資料
- 設計・開発実施計画書
- 移行実施計画書
- 実施要領
- 情報管理計画書
- 分析結果報告書
- システム方式概要書
- 要件整理に向けた論点一覧
- デザイン案
- WBS
- 納入成果物一覧
- 要件トレーサビリティマトリクス
体制構築
見積
与えられたインプットからCostを測るため、規模・工数・期間・費用を見積もる。
- 類推法:類似プロジェクトから見積もる
- 積み上げ法:ボトムアップで数える -> WBS
- パラメトリック法:規模や要因をパラメータとして関数から見積もる(FP法など)
(ここでの見積もりからのちのちWBSに落とす)
要件定義
記述項目 | 内容 |
---|---|
背景 | 対象業務の背景 |
課題 | 対象業務の課題 |
目的・方針 | システムの目的・課題の解決方針 |
概要 | システムの概要・特徴 |
業務要件 | 業務一覧・業務概要・業務フロー |
機能要件 | 機能一覧・機能概要・画面遷移図・画面一覧・外部IF一覧・バッチ一覧・帳票一覧・コード一覧・概念データモデル・DFD |
非機能要件 | 要求グレード・アクセシビリティ・設計方針・ネットワーク要件・ハードウェア要件・性能・信頼性・継続性・拡張性・情報セキュリティ・教育・運用・保守 |
システム化の範囲 | 業務に対するシステム化の範囲 |
ユーザインタフェース | UIイメージ |
システム構成 | ハード・ソフト・ネットワーク構成 |
導入・移行計画 | 移行の時期・方法 |
運用・保守 | 運用保守体制・方法 |
工程計画 | 主要作業の完了時期 |
体制 | プロジェクト体制 |
成果物 | 文書やプログラム一覧 |
作業標準 | 規約やルール |
品質管理 | テスト方法や品質指標 |
業務要件・機能要件に関しては、業務フロープロセスと機能が紐づくように一覧を作成すると良い。
要求分析手法①: CATWOE
業務の分析やシステムの機能を抽出するときの分析軸
単語 | 概要 |
---|---|
Customer | 誰に影響があるか |
Actors | 誰が使用するか |
Transformation process | どんな入力をどんな出力にするか |
Weltanschauung | どのような考え方でシステムが必要か |
Owner | 責任者は誰か |
Environmental constraints | 環境上何に制限されるか |
要求分析手法②: 非機能要求グレード
非機能要件について認識を合わせるためのツール。
要件定義のやり方
- ヒアリングシートをあらかじめ用意する(SEC BOOKS:ITプロジェクトの「見える化」 ~総集編~の付録2)
- CATWOEを意識する
- スケジュール感
- 予算感
- 開発体制
- 3Eで作るシステム要件を磨く
- Efficacy:この方法でうまくいくか
- Efficiency:最小の資源で実現できるか
- Effectiveness:長期的な狙いに合致しているか
- UML/DFDを使って認識を一致させる
- 証拠を必ず残す